FGOというコンテンツの抱える限界
皆さん、最近FGOをプレイしていますでしょうか?
私は最近FGOへのモチベーションが非常に低い場所を低空飛行しております。
私のFGO歴はかれこれもう数年、所持しているサーヴァントは全て最終再臨まで鍛えており、幕間、強化クエストは勿論のこと、全てのフリークエストも終えています。ここまで毎日ミッションも欠かさずクリアしてきた私が、なぜこのタイミングでFGOに対するモチベーションが消えてしまったのか。その理由からFGOというコンテンツの抱える限界について考察していきます。
① あまりにも遅いストーリー更新
FGOの魅力というものを聞いたときに多くの人が「ストーリーが面白い」「ストーリーに引き込まれる」というものを挙げると思います。私も同様でストーリーが面白いからこそ続けてきました。ストーリーでは映像化もされた「神聖円卓領域キャメロット」「絶対魔獣戦線バビロニア」などをはじめ、数多くの魅力的なシナリオが存在します。2部になってからもクオリティは維持されており、私はとても満足しています。
しかし、そのストーリーの更新があまりにも遅すぎるのです。現在は約半年に1回程度の更新になっており、その間はイベントやキャンペーンで埋めることになります。もちろんイベントのストーリーというのは本編に及ぶものではなく、その多くがコメディ調のものです。個人的な意見として絶対に読まないといけないというものではありません。つまりストーリーを期待して入ってきた層としては半年間物足りなさを感じながらFGOをプレイせざるを得ない環境です。
無論、クオリティの高いストーリーを維持するならば毎月更新するということは難しいでしょう。しかしそれならば、イベントを何回かのイベントに分割して一本の大きなストーリーを作るといった対策なども考えられますし、何よりユーザーとの需要に乖離が生じているということが大きな問題になっていると感じます。
②非常に厳しいガチャシステム
ガチャの排出確立をご存知ない方のために改めて確認するとFGOで目玉サーヴァントを引ける確率は0.8%となっており、非常に低い確率となっております。更に現状は天井が実装されていない事も大きな問題です。特別召喚というシステムが存在しますが、これは星5サーヴァントを六体目召喚したときに一つもらえるものであり、実質ガチャ廃人のためのものとなっているため、多くの人は使う機会が無いものです。更に他のソシャゲのように星5排出確立二倍といったキャンペーンもなく、ガチャについても非常に厳しいと言わざるを得ません。
このように言うと「FGOはインフレが無いのだから、無理に新しいガチャを引く必要は無い」といった意見が出てくるかもしれません。
確かにFGOはインフレが少ないのが良い点でした。「マーリン」「ギルガメッシュ」「諸葛孔明」など昔からいるサーヴァントが強いのは良いことです。
しかし、現環境は違います。インフレはあります。断言できますが、インフレはあります。ここ最近でいうと、「キャスターアルトリア」のインフレ具合は飛びぬけていますが、それ以外にも「アルジュナオルタ」や「千子村正」などインフレが進んでいます。更に最近の星5サーヴァントは当たり前のようにNPチャージを持っており、最早基準と言ってもよい状況です。したがってインフレは確実に進んでおり、今後はそれらのサーヴァントを基準にクエストやストーリーが作られると考えると、今後一切ガチャを引かずコンテンツを楽しむということは難しいでしょう。
③周回のための周回
上記二つよりも深刻なのがこの問題です。皆さんは何のためにサーヴァントを育成していますか?強くなるためと答える人もいるでしょうし、好きなサーヴァントを愛でるためという人もいるでしょう。では、ストーリーも攻略し、フリークエストも終えてしまった人は何のために育成をするのでしょうか。
ここ最近のイベントはクリアできないほどの高難易度も無く、ストーリーもある程度育成が済んでいる人ならば問題なくクリアできるレベルの難易度です。つまり、ある程度育成を終えると、周回して素材を集めても、それらの素材を更なる周回に使うしか無いんですね。
これが今FGOの抱える大きな問題であり、周回のための周回をするしか育成をする意味が無いのです。しかもFGOは周回が非常に時間がかかり、オート周回も無く、一切改善する気が無いのも問題です。これらが私のモチベーションを大きく下げています。
これが今はクリアできない高難易度があったり、エンドコンテンツ的なクエストなどがあればモチベーションも変わるのでしょうが、FGOには残念ながらそういったものが存在しません。したがってやりこんだ人ほどやることが無いというのが現状です。
以上、色々文句を書いてきましたが、私はFGOというゲームが好きです。例え千子村正で爆死しようともゲームは続ける気でいます。
好きだからこそ、コンテンツがどんどん縮小していってる気がしてならない、そのような状況を変えてほしいからこそ、今回FGOの限界を文章に起こしました。願わくは、多くの人にこの意見が届き現状が少しでも良くなればと思うばかりです。
それではまた次の記事で。